◆測量用語集《あ》


■アーク

点(ノード)の連続で、直線を言います。長さを持ち、一般的に位相構造におけるノード(NODE)間の線分を言います。アーク(Arc)のほか、チェイン(Chain)、リンク(Link)、エッジ(Edge)と呼ばれる場合もあります。

■RTK-GPS

リアルタイムキネマティックGPS測量の略です。既知点からの補正観測情報を懈怠電話や無線を利用して移動局に送信し、移動局の位置をリアルタイムで測量する方法を言います。制度は数cm程度で精密なGPS衛星の軌道データを後日入手して補正する方法に比べて若干劣りますが、リアルタイムの価値は高い。同じリアルタイム計測であるディファレンシャルGPSに比べて制度は高い。

■ISO

国際標準化機構の略。測量関係では、地理情報システム(GIS)でのデータの標準化が日本も参加した技術委員会(ISO/TC211)で進められています。

■IMU

Intertail  Measurement  Unit  の略で、慣性計測装置を言います。測量の場合、GPS/IMUといって、航空写真撮影や航空レーザー計測を行う場合に、GPSで航空機の位置を、IMUで航空機の姿勢傾きを同時に観測して写真撮影やレーザー計測の効率化を図ることが行われるようになってきています。

■ITRF94座標系

地球の重心を原点にとり、自転軸をZ軸、経度0度の子午面と青銅面が交わってできる直線をX軸、X軸から東に90度方向にY軸をトル地心直交座標系のことです。

ITRF94座標系における日本経緯原点の座標値は、下記の通りです。

X軸 ー3,959,340.090m

Y軸 3,352,854.541m

Z軸 3,697.471.475m

■IP設置測量

路線測量に置いて、線形決定により決定したIP点を座標値により4級以上の基準点から、放射法等により現地に設置する作業です。

■青線

土地の登記関連の言葉で、法務局の登記所の公図に、青線で表示されている地番のない水路をいいます。明治以来の小規模な農業用水路が多い。これは国有財産でしたが、地方分権一括法の施行により、赤線(道路)とともに法定外公共物の調査が行われ、順次市町村に移管されています。

■赤線

土地の登記関連の言葉で、法務局の登記所の公図に、赤線で表示されている地番のない道路で、里道とも呼ばれています。通常は土地台帳にも登記されてないこおから、認定外道路(法定外公共用物)言われています。これは、国有財産でしたが、地方分権一括法の施行により、青線(水路)とともに法定外公共物の調査が行われ、順次市町村に移管されてきています。

■宇限図(アザキリズ)

明治6年の地租改正条例の施行により作成された「野取絵図」及び明治18年にこれを更正した「地押調査図」の別名の事です。地図の精度は問題が大きいが、現在も土地登記の事務上、重要な資料として活用されています。

■アドレスマッチング

住所や地名などの情報やそれを含んだ地理情報をGISで扱えるように、緯度経度等の座標系の数値を与えることを言います。東京大学空間科学情報センターでは、この処理についての無料サービスを行っています。

■アリダ―ド

定規に水準器と目盛りを付けて、その前方及び後方に基準版を付けた、平板測量用の機械です。平板の上に置いて使用します。



        う        

                

                

    ち    つ    て    と

な行  は行  ま行

や行~