■対回
通常の観測の他、望遠鏡を180度回転して観測し、それを一組としたものを言います。望遠鏡正反ともいいます。
■定誤差
測定の結果に対して、誤差の傾向や大きさがある程度一定の条件によって生じる規則的な誤差のことを言います。
■定数誤差
いつも一定値の誤差のことを言います。
系統誤差の種類で目盛の零位置の誤差などがあります。
■電子レベル
観測する際に、観測者が標尺の目盛りを読定する代わりに、目盛である標尺のバーコードを自動的に読み取り、パターンを解読して、読定値が表示されるレベルのことを言います。また、標尺の読定と同時に標尺までの距離も表示します。
■投影図法
地図投影法の一つで、一定点(視点)から地球を投視し、経緯線網を直接平面上に写し出す方法です。
■東京湾平均海面
明治6年~12年の6年間、東京霊岸島で観測された結果を基に定められた平均海面のことを言います。基本測量や公共測量の基準となる高さでもあります。
■特殊図
一般図、主題図のどちらの分類にも入らない、その他の地図のことを言います。盲人用地図、フォトマップ、立体地図などがあげられます。
■トータルステーション
トランシットと光波測距儀を一体化した測量器械で、測角と測距を同時に行う事ができます。観測した結果は、画面にデジタル表示され、その値をデータコレクタに記憶することができます。また、付加機能として、距離補正、座標計算、逆打ち計算、対辺測定などの内部計算機能があります。
■トランシット
水平角及び高度角を測定する器械です。鉛直軸・水平軸・視準軸からなり、水平目盛盤・高度目盛盤・定盤気泡管がつけられています。セオドライトと同じです。
■トラバース点
多角測量によって位置を決める点のことです。多角点と同じ。現地には、その点に木杭やコンクリート標等を埋設します。