◆測量用語集《す》


■水準原点

標高の基準となる点のことで、水準測量の出発点です。日本の高さの基準は、東京湾平均海面を基準とし、その高さは測量法により24.4140mと定められています。

■水準点

位置と標高が与えられた水準測量の基準となる点のことで、標石が埋設されています。設置した時の測量方法より一等水準点、二等水準点等の種類があります。

■水準測量

2点いじょうの地点間の比高を求める測量方法です。観測方法によって、「直接水準測量」、「間接水準測量」などがありますが、レベルと標尺を用いる「直接水準測量」のことを言います。

■水準路線

直接水準測量を実施し、標石などを埋設してある路線の事をいいます。

■水準網

2個以上の水準環が組み合わさってできた網状の水準路線の全体のことを言います。

■水平角

ある地点からほかの2点への方向線が夾む角を水平面上に投影した角のことをいいます。

■水平距離

水平面に投影した2点間の距離のことです。投影する前の、2点間の直接測った距離を斜距離と言います。

■水平軸

鉛直軸に直交し、望遠鏡の回転軸となる軸のことを言います。

■水平軸誤差

トランシットの水平軸と鉛直軸とが完全に直交していないために生じる誤差のことを言います。

■水平目盛盤

トランシットの下部構造に鉛直軸に直交するように取り付けられた目盛盤で、水平角を測定するための目盛盤のことを言います。

■数値地形測量

土地の起伏の状況や、自然物及び人工物の位置と形状をデジタル形式で測定・取得し、数値地図(DM)データファイル及び地形図を作成する作業のことを言います。

TS地形測量、デジタルマッピング(DM)、マップデジタイズ(MD)に分類されます。

■図化機

実体写真を用いて地形や地物を測定したり、地図を書いたりする器械の事をいいます。



        う        

                

                

    ち    つ    て    と

な行  は行  ま行

や行~