■整準
測量機器の鉛直軸をその地点の鉛直方向に合わせ、器械の中心を側標に一致させる作業のことを言います。
■精度
測定や観測の結果を表現するために、どの程度正確に出来たかの度合いを示す量のことを言います。
■セオドライト
水平角及び高度角を測定する器械です。鉛直軸・水平軸・視準軸からなり、水平目盛盤・高度目盛盤・上盤気泡管がつけられています。経緯儀、トランシットとも言います。
■世界測地系
2002年4月より制定された世界共通に使える測地基準系で、地心直交座標系は、「ITRF94座標系」、地球楕円体は「GRS80」が使われます。
■節点
多角点の間が、地形・地物・その他の障害により直接測定することができない時、中間に仮に設ける中継ぎ点のことを言います。節点は、測定及び計算は多角点と何ら変わりませんが、仮設点であるため現地の標識は簡易的なものが用いられます。
■線形決定
路線測定において、線形の基本となるIPの座標値、各曲線の諸元、主要点、中間点などの座標値を決定する作業です。
通常は、地形図上でIP点を決定しますが、必要により現地調査を行って、設計条件となる点(条件点)の座標値を4級以上の基準点に基づき放射法等により測定し、決定します。
■選点
測量すべき点(基準点、水準点等)の新点位置を現地で決める作業のことを言います。
■前方交会法
平板測量で行う交会法の一つで、2点以上の既知点に順に平板を設置し、既知点から求点へ向けて方向線を引き、その交点で求点の位置を求める方法のことです。既知点を3点以上使用すると精度は向上します。